三人称単数のsのつけ方 part1
今回は中1の英語の中で一番大切といってもいいくらいの三人称単数の文を説明します。ここでつまずいてしまうと今後英語の勉強を進めていくときに、かなりの問題が起こってしまいます。
それでは始めましょう。
三人称単数 part2(三人称単数を含む文)
三人称単数とは part1
三人称単数とは part2
の解説で「三人称単数」は見分けられるようになりましたか?
まずはどれが「三人称単数」なのかと分かるようになることが大切です。そして次にそれが分かるようになったら実際に文を作っていくことになります。
まずは下の2つの文をみてください。
例)
I play tennis. (私はテニスをします)
He plays tennis. (彼はテニスをします)
この2つの文を見比べて下さい。
どこが違っていますか?
「主語」
→上の文:I(私は)
→下の文:He(彼は) ←Heは三人称単数
「動詞」
→上の文:play(する)
→下の文:plays(動詞にsがついている)
こういう違いが分かりますね。
このように主語が三人称単数になると使う動詞(一般動詞)にsやesをつけることになります。
この(e)sのことを“三単現のs”といいます。「三単現」というのは「三人称単数現在」という言葉を短縮したものです。つまり
主語が「三人称単数」で、時制が「現在形(今の話ということ)」のときには動詞(一般動詞)にはsやesをつけましょう
ということです。
もう一度上の2つの文をみてください。
例)
I play tennis. (私はテニスをします)
He plays tennis. (彼はテニスをします)
上の文の主語は「I」です。これは三人称単数ではないので「play」にはsがついていませんね。
それに対して下の文は主語が「He」になっています。そのため後ろで使われている動詞は「plays」となっています。
このように主語が三人称単数になったら動詞(一般動詞)には三単現のsをつけるということを覚えておきましょう。
三単現のsのつけ方
それでは次に三単現のsのつけ方を説明します。
実はこの三単現のsというのはどの動詞にもただ「s」をつければよいというものではありません。
動詞の種類によっては「es」をつけたり、その他に動詞を少し書きかえてからsやesをつけるものもあります。
こういった三単現のsのつけ方をマスターしておくことが次の課題になりますので、ここではその解説をします。
<三単現のsのつけ方>
1.ふつうにsをつける。
2.s, o, x, sh, chで終わる語はesをつける。
3.「子音字+y」で終わる語はyをiに変えてesをつける。
4.不規則に変化するもの。
上の4つが三単現のsをつけるときのルールになります。
一つずつ説明していきます。
これは説明の必要がないと思います。
文字通りそのまま動詞の後ろに「s」をつけるだけです。
例)
play → plays
speak → speaks
など
2つ目のルールは「s, o, x, sh, ch」で終わる語には最後にesをつけるというものです。
ところでこれと同じ話をどこかで聞いたことがありませんか?
そうです、これは「複数形のs」のつけ方にもあった話です。
複数形の場合には「s, x, sh, ch」で終わる語にはesをつけるというものでした。
「複数形のs」と「三単現のs」は同じsやesであるということと、そのつけ方も似ているので違いがよく分からないところがあるかもしれませんね。
この2つの違いはまた別の機会に説明しますので、ここではとりあえずesのつけ方の話だけにします。
複数形の場合には「o」が入っていなくて、三単現のsのときには「x」が入っていません。
とてもまぎらわしいですね。ですからここはいっそのこと「s, o, x, sh, ch」と両方を入れて覚えてしまいましょう。
こうすれば複数形のsでも、三単現のsのときも共通で使える知識になりますから便利です。
そして、これらの覚え方は「ソックス シュワッチ」と覚えてしまいましょう。
「s, o, x」で「ソックス」、「sh, ch」が「シュワッチ」です。
これらのアルファベットで終わっている動詞には「es」をつけるということです。
例)
go → goes
wash → washes
watch → watches
※「watch」には「見る」という動詞の意味もあります。