下線部をたずねる疑問文の発展編 その2
主語に下線が引いてあるパターン
ここでは「主語に下線が引いてある問題」の解き方をお話しします。
主語に下線が引いてあるというのは次のような問題です。
次の下線部をたずねる疑問文を応えなさい。
例) Hiroshi goes to school with his friends.
「ヒロシは友達と学校に行きます」という意味の文ですが、この中の「ヒロシ」に下線が引いてあります。
ですから「だれが友達と一緒に学校に行くのですか」という文を作ることになります。「だれが」というのは「Who」ですが、この場合の「who」は主語になっているのがわかりますか?
日本語で考えて「〜は」や「〜が」というのを「主語」といいますね。英語でも同じように考えてください。
「だれが友達と一緒に学校に行くのですか」という文を作るとしたらこの中の主語は「だれが」という語で、英語では「Who」になります。
つまり疑問詞のWhoが主語の役割もしているのです。
ここで一つ大切なルールをお話しします。
このように疑問詞が主語になる場合、この主語は
“三人称単数扱いになる”
ということです。どういうことかと言うと、動詞に“三単現のS”をつけるということです。上の例文の答えで確認してください。
例)
Hiroshi goes to school with his friends.
↓
「Who goes to school with his friends?」
(だれが友達と一緒に学校にいきますか)
これが答えですが、ここで注目してもらいたいのが「goes」です。
これは上で話したように「だれが」という意味の「Who」がここでは主語の役割をしていて、疑問詞が主語になる場合、三人称単数扱いになるからです。
そしてもう一つ注目してもらいたいところがあります。それは、
“語順が肯定文と同じになっている”
ということです。問題文と答えの疑問文を見比べてください。
問題文: Hiroshi goes to school with his friends.
疑問文: Who goes to school with his friends?
わかりやすくするために同じ部分をそろえてみました。
「goes to school with his friends」という部分が全く同じですね。
上の問題文は肯定文なので普通ですが、下の答えの文は疑問文なのに「does 〜」とはなっていません。
これも疑問詞が主語になる場合の特徴です。
最初は変な感じがすると思いますが、慣れてしまえば問題文と同じことを書けばよいだけなので逆に簡単と感じるようになるでしょう。