練習問題 下線部をたずねる疑問文
ここでは下線部をたずねる疑問文の練習問題をしていきます。
この下線部をたずねる疑問文は入試問題でも頻出のパターンなので、学校の中間・期末テストでもよく出されるところになります。
でも苦手という人が多いところでもあるので、しっかり説明を読んで考え方を理解してから問題に進んでみて下さい。
下線部をたずねる疑問文 part1
下線部をたずねる疑問文 part2
下線部をたずねる疑問文 part3
下線部をたずねる疑問文 part4
下線部をたずねる疑問文 part5
次の下線部が答えの中心になるような疑問文を答えなさい。
1. I live in Hokkaido for two years.
2. Hiroshi and Tomoe go to school together.
3. I watch TV after doing my homework.
解答・解説(1)
それでは解答と解説をしていきます。
1. I live in Hokkaido for two years.
まずは最初の問題です。この文は
「私は2年間北海道に住んでいます」
という意味の文ですがその中の「2年間」という部分に下線が引いてあります。そうなると
「あなたはどのくらいの間北海道に住んでいるのですか」
と質問すればよいですね。
この「どのくらいの間」という疑問詞は「How long」となります。これは以前お話ししたようにこの2つの語がセットで一つの疑問詞として扱うところが注意でした。
それからもう一つ確認をしないといけないことがあります。
答える人が「私は」と言っているのですから質問する人は「あなたは」とすることです。
この2点さえ間違えなければあとは簡単ですね。
「I live in Hokkaido for two years.」
1.下線部の「2年間」を「どのくらいの間」という疑問詞に変える。
2.残った部分「I live in Hokkaido.」を疑問文の形にして1の後ろに続ける。
「How long do you live in Hokkaido?」
正解)
「How long do you live in Hokkaido?」
(あなたはどのくらいの間北海道に住んでいるのですか)
解答・解説(2)
2. Hiroshi and Tomoe go to school together.
次の問題です。今度の問題は
「ヒロシとトモエは一緒に学校に行きます」
という意味の文です。この中の「ヒロシとトモエは」という“主語”の部分に下線がひいてありますから「主語をたずねるパターン」になります。これも下線部をたずねる疑問文 part4説明しましたが、この時の注意点は2つありました。
<疑問詞が主語になる場合の注意点>
1.主語をたずねる(疑問詞が主語になる)場合は三人称単数扱い。
2.語順は「疑問詞+動詞」の形になる。
でした。この問題でも「だれが一緒に学校に行きますか」とするので次のような文ができます。
「Who goes to school together?」
これが正解ですが、もう一度確認してもらいたいのが「goes」という形です。これは「Who」が疑問詞であると同時に主語にもなっているので、上で確認したように三単現のsが必要になります。
それから「Who goes」という語順です。「Who」という疑問詞が主語になり、その後ろに動詞が続いている、つまり「肯定文」と同じ語順になっているということです。
この2点はしっかり理解しておきましょう。
正解)
「Who goes to school together?」
(誰が一緒に学校に行きますか)
解答・解説(3)
3. I watch TV after dinner.
最後の問題です。この文の意味は、
「私は夕食後にテレビをみます」
という意味です。この中の「テレビを見ます」という動詞の部分に下線が引いてあるので質問する文の意味は、
「あなたは夕食後何をしますか」
となります。間違っても「何を見ますか」としないように気を付けてください。
「テレビを見る」というところを質問するのに「何を見ますか」としてしまうと「見る」ということは分かっていることになってしまいます。
また、ここでも答える人が「私は」となっているので質問する場合は「あなたは」とすることも忘れないでください。
下線部をたずねる疑問文 part5でもお話ししましたが、この動詞に下線が引いてあるパターンが一番テストでは出題されます。
正解)
「What do you do after dinner?」
(あなたは夕食後何をしますか)
下線部をたずねる疑問文はどれも大切ですが、その中でも最後の「動詞に下線が引いてあるパターン」が一番重要です。しっかり解説を読んで使いこなせるようにしましょう。