現在進行形のingのつけ方と否定文、疑問文の作り方の説明
前回までの内容では
現在形 :「現在の習慣」を伝えている。
現在進行形:「まさに今やっていること」を伝えている。
<現在進行形>
形 :be動詞 + 〜ing
意味:〜している,〜しているところ
ということを説明しました。今回は実際に文を作っていく上で知らないといけない「ing」のつけ方をまずはお話していきたいと思います。
現在進行形といったら「ing」がまず頭に浮かぶようになりますが、その「ing」にもつけ方のルールというものがありますので、その説明をしましょう。
ingのつけ方
<ingのつけ方>
1.ふつうにingをつける。
play → playing
2.eで終わっているときにはeをとってingをつける。
write → writing
3.「短母音+子音字」で終わるときには子音字を重ねてingをつける。
run → running
※例外「listening」
4.「ie」で終わるときには「ie」を「y」に変えてingをつける。
die → dying
このようなルールがあります。
1番から4番までありますが、このうち1番は問題ないですよね。
2番も難しいことはないと思います。
とんで4番は数が少ないので例で挙げた
「die → dying(瀕死の)」
「lie → lying(横になる)」
の2つくらいを覚えておけばまず問題ないでしょう。そうなると問題は3番だけですね。3番の意味はよく分からないと思いますので説明しましょう。
この「短母音+子音字」という中の「母音」というのは「a,i,u,e,o」にあたるアルファベットのことです。つまり日本語の「アイウエオ」ですね^^
「いやいや母音は知っているけど、短母音の「たん」って何?」
はい、これは文字通り「短い」ということです。
つまり母音が二つ以上続いているのではなく一つだけあって、その後ろに子音(母音以外のアルファベット)が続いている場合には最後の子音をもう一つ重ねて書いてからingをつけるということです。
具体的に説明しましょう。まずはこのルールに当てはまる場合の例です。
<短母音+子音字で重ねてingの場合>
run → running
swim → swimming
stop → stopping
cut → cutting など
このようになります。では次にいっけん似ているけども実は違うよという、間違えやすい場合です。
<短母音ではないので重ねない場合>
look → looking
read → reading
eat → eating など
ここで挙げた単語は全て母音が2コ連続になっていますね。
「look」は「oo」となっていて、その後ろに子音の「k」が続いているので、これでは「短母音+子音字」とはいえません。
同じように「read」は「ea」、「eat」は「ea」と連続して母音がきています。このようになっているときには最後の子音字は重ねてはいけません。ですから単語を見たときに“最後の2つのアルファベットだけ”を見るのではなく、後ろから3つ目までチェックする必要があるというのがここの注意点です。
ところで上ではさりげなく『※例外「listening」』と書いてありました。
「おいおい、「read」や「look」は分かったよ、でもこの「listen(聞く)」は短母音+子音字になっているじゃないか?」
これらの単語はそれほど多くないので“例外”として覚えてしまっても良いのですが、理由があるなら知りたいですよね?
ということで、次にその理由を説明しましょう。