下線部をたずねる疑問文 発展編その1
前回までの内容は覚えていますか?
下線部をたずねる疑問文 part1
下線部をたずねる疑問文 part2
前回勉強した下線部を問う疑問文の作り方は基本になります。
次のようなでした。
This is a book.
↓
What is this?
下線部を疑問詞の「What」に変えて文の最初にもっていき、残った「This is」を疑問文の形にしてWhatの後ろに書けば完成でしたこの例では動詞がbe動詞ですが、一般動詞の場合でも考え方は同じでしたね。
今回から3回に分けて下線部をたずねる疑問文の発展編のお話をしていきます。
<下線部をたずねる疑問文の応用バージョン>
1.疑問詞が2語以上で一セットになるパターン
2.主語に下線が引いてあるパターン
3.動詞に下線が引いてあるパターン
この3つです。
ここでは1番の「疑問詞が数語で一セットになるパターン」の解説をします。
疑問詞が2語以上で一セットになるパターン
これはそんなに目新しい話ではありませんし、わざわざ言われなくてもわかる人もいると思いますが、念のために説明しておきます。これはつぎのような問題の場合です。
次の下線部をたずねる疑問文を応えなさい。
例) I have two dogs.
この文は「私は2匹の犬を飼っています」という意味ですが、「two」という数に下線が引いてありますね。そうなると当然「あなたは何匹の犬を飼っていますか」という質問をすることになります。
ここで「何匹の」という言い方は「How many」を使うということを思い出してもらいたいのです。それと同時にHow manyを使うときには、
「How many + 複数名詞」
という形にしなければいけなかったということも思い出してください。こういうルールがあったので、この文では「疑問詞」の部分が
「How many dogs」
という3語となります。つまり、
「I have two dogs.」の「two dogs」の部分を「How many dogs」に変えるということです。
そこまで分かればあとは基本と同じです。
残った語が「I have」ですが、「私は…」と答えているのですから質問する人は「あなたは…」と聞いてあげないとおかしいので、
「あなたは飼っていますか」
→「do you have」
となり、2つを合わせて
「How many dogs do you have?」
(あなたは何匹の犬を飼っていますか)
となります。基本では疑問詞といったら「When」や「What」など1語のものしか説明していなかったので念のためお話ししました。2語以上になる疑問詞にはこの他にも、
「What time」 (何時)
「What language」 (何語)
「Which bus」 (どのバス)
「Whose bag」 (誰のカバン)
などがあるので、そのときによって使い分けていきます。
これが「下線部をたずねる疑問文の発展編 その1」です。